ヒゲ脱毛の毛周期の影響力と理想的な施術間隔を解説!

ヒゲ脱毛をしたいけど長期間クリニックに通いたくない人も多いことでしょう。ヒゲ脱毛を効率よく行うには、毛周期に合わせることが大切です。

今回はヒゲ脱毛をするときの毛周期の影響力と、理想的な施術間隔について詳しく解説します。ヒゲ脱毛を短期間で終わらせたい人は参考にしてください。

毛周期とは

ヒゲ脱毛

毛周期とは1本の毛が生え成長し、抜け、再び生えるまでのサイクルのことです。毛周期にはループがあり、部位によって毛周期が違います。それぞれ詳しく解説します。

ループがある

毛周期には成長期・退行期・休止期の3つの期間があります。成長期は毛根にある毛母細胞が毛乳頭の指示で細胞分裂をし、毛を増やしはじめ、その成長した毛が肌の表面に現れる時期です。

退行期は毛の成長が停止する時期で、毛が毛乳頭から離れ始めます。そのため、毛が抜けやすくなります。休止期は毛が毛乳頭から完全に離れ、抜けていく時期です。毛周期はこの成長期・退行期・休止期をループします。

部位によって毛周期が違う

体毛は生えている部位によって毛周期が異なります。それぞれの部位の毛周期は以下のとおりです。

部位 成長期 退行期 休止期
1~2ヶ月 3~4ヶ月
3~4ヶ月 3~4ヶ月
わき 3~4ヶ月 3~5ヶ月
4~5ヶ月 4~5ヶ月
Vライン 1~2年 1~2年
IOライン 1~2年 1~2年

顔の毛周期は成長期が1〜2ヶ月です。退行期と休止期が合わせて3〜4ヶ月で、休止期は1ヶ月半〜3ヶ月です。 

ヒゲ脱毛の施術間隔

ヒゲ脱毛の施術間隔は2ヶ月が最も効果的です。先に述べたようにヒゲの休止期は1ヶ月半?3ヶ月です。脱毛の効果があるのは成長期の毛です。

休止期のヒゲには施術の効果はありません。休止期のヒゲが成長期になるのに2ヶ月ほどかかるため、そのくらい施術間隔を開けると前回の施術の際に休止期だったヒゲが成長期になり脱毛の効果が高くなります。

ヒゲ脱毛の目安になる回数と期間

ヒゲ脱毛

ヒゲ脱毛するには医療脱毛とエステ脱毛の2つの方法があります。それぞれの方法でヒゲ脱毛にかかる回数と期間は変わります。

効果 医療脱毛 エステ脱毛
脱毛効果を感じる 2ヶ月(2回) 1年半以上(10回以上)
自己処理が楽になる 10ヶ月(5回) 3年以上(20回以上)
ヒゲ剃りがいらなくなる 1年半前後(10回前後) 5年以上(30回以上)

短期間でヒゲ脱毛を終わらせたい人には医療脱毛がおすすめです。

医療脱毛の場合

医療脱毛の場合、脱毛効果を感じるのに必要な施術回数は2回、期間は2ヶ月です。自己処理が楽になると感じるのに必要な施術回数は5回、期間は10ヶ月です。

ヒゲそりがいらなくなる施術回数は個人差はありますが10回前後で、期間は1年半前後です。

エステ脱毛の場合

エステ脱毛の場合、脱毛効果を感じるのに必要な施術回数は10回以上、期間は1年半以上。自己処理が楽になるのに必要な施術回数は20回以上、期間は3年以上。ヒゲ剃りがいらなくなるまでに必要な施術回数は30回以上、期間は5年以上です。

ヒゲ脱毛を受けるなら医療脱毛がおすすめ

ヒゲ脱毛を受けるならエステ脱毛より医療脱毛がおすすめです。おすすめの理由は主に2つあり、1つは少ない回数で効果が出せること。もう1つは万が一のトラブルでも対応してくれることです。それぞれ詳しく解説します。

少ない回数で効果を出せる

医療脱毛は医療従事者しか扱うことができない医療レーザーを使って脱毛をします。医療レーザーは毛を作る組織である毛根を破壊するため、レーザーを照射した毛穴からは2度と毛が生えません。永久脱毛したいなら医療脱毛しか方法はありません。

エステ脱毛は無資格者でも使用できる光脱毛機器を使って脱毛をします。医療レーザーに比べると照射パワーが弱く、永久脱毛はできません。

エステ脱毛は毛を除毛・減毛することが目的です。そのため、施術を中断すると脱毛したところから毛が生えてきます.。効果が弱いため何度も施術をする必要があります。

医療脱毛は施術したときに成長期だった毛を確実に脱毛できるので、少ない回数で効果を出せます。先に述べたように、エステ脱毛で脱毛効果を感じるには1年半以上かかりますが、医療脱毛は同じ期間でヒゲ剃りがいらなくなります。

万が一のトラブルでも対応してくれる

脱毛をしていると肌トラブルが起こることがあります。エステ脱毛の場合、トラブルが起こってもエステサロンで医師による医療処置は受けられません。

自分で皮膚科に行き、薬を処方してもらう必要があります。医療脱毛なら肌トラブルが起こったとしても医師がすぐに診察して処方を行ってくれます。

クリニックによってはトラブルが起こったときの再診料が無料のクリニックもあるので、選ぶ際に確認しておきましょう。

クリニックを選ぶポイント

クリニックを選ぶポイントは3つです。

扱う機械で選ぶ

通いやすさで選ぶ

実績で選ぶ

それぞれ詳しく解説します。

扱う機械で選ぶ

医療脱毛で使われる機械には「熱破壊式」と「蓄熱式」があります。熱破壊式レーザーは、高出力のレーザーを照射して発毛組織である毛乳頭と毛母細胞を破壊します。

永久脱毛の効果が高く、短い期間でも脱毛効果が実感できるでしょう。施術後約1週間?2週間ほどで毛が抜け始めます。

デメリットは痛みがあることと、メラニン色素が薄い産毛にはあまり効果がないことです。痛みを感じる度合いや感じ方には人により異なりますが、輪ゴムで弾かれているような痛みがあります。痛みが不安な人は施術前に相談し、麻酔を処方してもらいましょう。

クリニックによって麻酔代が別途かかる場合があるので、クリニックを選ぶ際に確認して選ぶようにしましょう。

蓄熱式レーザーは、低出力のレーザーを照射して毛根にあるバルジ領域のみを破壊します。バルジ領域とは、毛の生成を促す指令を出す領域です。熱破壊式に比べて痛みを感じにくく、産毛にも効果があります。

デメリットは熱破壊式レーザーに比べて効果を感じにくいところです。即効性はなく、施術してから毛が抜けるまで時間がかかります。

また、歴史が浅いことから、永久に脱毛ができるかどうかは今のところ不明です。永久脱毛をしたいなら、熱破壊式の機械を使っているクリニックを選びましょう。

通いやすさで選ぶ

クリニックの通いやすさは重要です。医療脱毛は通う回数が少なくて済むとはいえ、ヒゲ剃りがいらなくなるまで1年半前後、10回前後通わなければなりません。

交通の便が悪ければ、余計な交通費や時間がかかります。自宅か職場や学校の近くや、乗り換えの駅近くなど通いやすい場所にあるクリニックを選びましょう。

また、いくら通いやすい場所にあっても予約が取れなかったり、自分の通いたい時間帯に施術が受けられなければ結果として通いやすいとはいえません。

予約は取りやすさや、通いたい時間帯に施術が受けられるのかを確認して選ぶようにしましょう。クリニックによってはキャンセル料がかかったり、一定の時間帯以外は追加料金がかかるところもあるので、契約する前に必ず確認しておきましょう。

実績で選ぶ

クリニックを選ぶ際は、必ず実績のあるクリニックを選びましょう。実績が多ければ、自分の肌質や毛質を同じタイプの人の施術の経験がある可能性が高いです。

クリニックの実績は公式HPに載っています。クリニックによっては施術前、施術後の写真が載せてあるところもあるので確認してみましょう。

まとめ

ヒゲ脱毛

ヒゲ脱毛の毛周期の影響力と理想的な施術間隔について解説しました。ヒゲ脱毛は2ヶ月に1回を目処に施術を受けると効果的です。

ヒゲ脱毛はエステ脱毛より施術回数が少なく、アフターケアもしてもらえる医療脱毛がおすすめです。医療脱毛はエステ脱毛に比べると施術回数は少ないですが、それでも長期間通うことになるので、慎重に選びましょう。